1【親/受骨】グラスファイバー ガラス繊維強化プラスチック
(GFRP, Glass-Fiber-Reinforced Plastics)
繊維径 6~20μ 比重2.6
特徴は、錆びない、折れにくい
2【親/受骨】カーボンファイバー 炭素繊維強化プラスチック
(CFRP, Carbon-Fiber-Reinforced Plastics)
繊維径 5~10μ 比重1.7~1.9
特徴は、軽量、強度が鉄の10倍、高価
※ 1、2は 基本的に長繊維が「ガラス長繊維」「炭素長繊維」仕様の違いです。
糸巻から適応の束上に集めた長繊維を熱硬化性樹脂(ポリエステル系)を満たした「樹脂バス」に浸し通した後、必要な断面形状/線径の加熱中の「金型」の中を通し、焼き固め、必要寸法に切断して「骨」材料として完成します。
後付け部品(ダボ等)について、金属製はプレス加工でカシメます。樹脂製は、接着加工、金型にセットしてインサート成型加工で取り付けます。
3【親/受骨】鉄 硬綱線材
SWRH32、47
※ 鉄骨(丸線、溝地金)は 8Φ硬綱線材料を引き延ばし規定線径の丸線にします。溝骨は丸線をロールで展伸し、細い帯状にしてからロールでU字形に成形加工します。
熱処理(焼き入れ)をした後 定寸法に切断して完成します。含有成分の炭素量が多いと焼き入れ硬化が大きく剛性が強くなりますが後加工が難しくなります。強化タイプがSWRH47です。
専用の加工機で骨両端を加工します。溝骨の場合U字形を潰して「穴」を開けるだけでは弱いので「鉄芯材」を入れ「3層」として強化を図っています。
表面加工処理として「電着塗装/黒色」「電気鍍金/ニッケル」を施します。
吹付時に塗料の付着を良くする為に塗料側に「陽極/+」、骨側に「陰極/-」の電流を流しています。
4【中棒】アルミ アルミ合金
6063系
展延性が良く、腐食に強い
※ 合金インゴットから 押し出し加工(トコロテン、窓枠サッシの様な)、「丸菅」「溝菅 等の異形管」の金型「ダイス」から押し出され成形されます。
その押し出し加工が常温で行われる為「冷間加工」と呼ばれ、その際「加工硬化」が発生して必要な強度を有する様になります。
定寸法切断後の各パイプ(丸菅、溝菅 等)をプレス打ち抜き金型で、それぞれハジキ溝、玉バネ穴等のプレス加工をします。
表面加工処理として「アルマイト加工」を施します。アルマイト加工は 鍍金の様に鍍金材料金属を付着させるのではなくアルミ表面に極小穴を作り着色剤をその穴に染み込ませる事に由り「黒」「茶」「金」「シルバー」の色に仕上がります。アルミ骨も同様です。
5【中棒】木棒
中国工場加工「樫材」「欅(ケヤキ)材」「楓材」
※ 木棒6本分が横に並んで取れる幅寸法の板状の原材料をカンナ機械(半丸の上刃/下刃を持つ)で 6本の丸棒状に削ります。
次に研磨加工で 表面仕上げ、定寸法径に整えます。
石突用ホゾ取り加工(黒セル突は接着)後、着色塗装/焼き付け乾燥をします。
その後ハジキ用溝加工、留鋲用穴あけ加工、手元用ホゾ取り加工となります。
白セル突/金属突を取り付け、上下ハジキ入れ加工で完成です。