傘を取り巻く環境

傘の専門家が教える折りたたみ傘のきれいな畳み方

折りたたみ傘のたたみ方はむずかしい?

雨の日に折りたたみ傘を使った後、うまくたたむことができずにイライラしたことはありませんか?
たためずにモコモコのままネームバンドでまとめてみたりして。

そんなあなたに、折りたたみ傘のたたみ方について傘の専門家から朗報があります。

折りたたみ傘をきれいにたたむコツは、いくつかのポイントを押さえるとスムーズにできますよ!
以下の手順を参考にしてみてください

折りたたみ方のポイント

1. 傘を閉じる前に水気を切る

傘が濡れている場合は、何度か開閉を繰り返したり、軽く振って水滴を落とすと、たたんだときに生地に水分が溜まらないので生地同士がくっつかず、収納しやすくなります。

2. 骨を整える

手で折りたたむタイプの折りたたみ傘は、傘の骨を一本ずつ丁寧に折りたたみます。
これにより、傘の形が崩れにくくなります。
玉留めや、手元が露先をまとめる機構になっていたら露先を固定させます。

3. 生地を整える

傘の生地を手で軽く引っ張りながら、シワを伸ばします。
これにより、きれいにたたむことができます。
この時のコツとして傘の内側の折り目から揃えていくと、この後スッキリと細目にたたむことができます。

4. 巻き方

傘の先端を持ちながら、傘をクルクルと巻いていきます。
このとき、生地が重ならないように注意します。
ちょうど傘を真ん中から少しずつ重ねるように、均等にたたんでいきます。
慌てずにゆっくり進めると、折り目がきれいに揃いやすいです。
ただしこの時に生地の外側を手のひらでゴシゴシとしっかり巻き付けすぎると、皮脂が傘の生地について撥水効果が落ちてしまうので注意が必要です。

5. しっかりと束ねる

たたんだ後は、傘の持ち手の部分に巻いているネームバンド(ついている場合)や、手でしっかりと束ねて、傘の布が広がらないようにします。
これで収納時にもスムーズに収まります

6. 袋に入れる

できるだけ傘のまわりを湿らせないように、収納袋を使うと便利です。
袋に入れることで汚れを防ぎ、傘が傷みにくくなります。

これで、キレイにたたむことができます。
雨傘としての使用が終わったら、傘を広げて陰干しして、水分を乾燥させてから改めてたたみましょう。
きれいにたたんだ折りたたみ傘は次に使うとき、スッキリと気持ちよく使えます。
そして傘を丁寧に扱うことで、長期間使い続けることができます
お気に入りの傘にすると、折りたたむ際もあせらずに丁寧にできると思います。