この傘の手元に使用されている素材は「籐」です。
籐とは
籐は東南アジア、インドネシア諸島などの熱帯から亜熱帯にかけてのジャングルに繁茂するヤシ科の植物で、その種類は200種類といわれています。
細いもので直径2mm程度のものから太いものでは直径60mm以上に及ぶものもあり、長さは100m以上に達します。
多くはつる状で長いトゲを持った表皮に包まれ、そのトゲを使って他の高い樹々にまつわりながら、太陽を求めて高く伸びあがるように成長します。
籐は木材などに比べれば成長は早く、遅いものでも14~15年で用材になります。
今回、この製品の手元にこの素材を採用した理由は、その強度と軽さです。
籐は家具などに使用されていることからも分かるように、ある程度以上の太さの籐はその重量に対してとても強度が高いのです。
そして、この軽くて強い素材ですが加工も極めて難しいので、信頼のおける企業の製品でないと傘に使用するのはかなり難易度の高いものなのです。
しかし、その難題を老舗傘手元卸の企業にクリアしていただき、非常に軽くて丈夫な安心できる籐の曲がり手元を確保することが出来ました。
自然木を加工しているので太さにある程度のばらつきがありますが、使用者の握力にあまり負荷がかからないよう、20Φほどの太さの物を傘に使用しておりますので、ご安心いただければと思います。
