野球と傘が交わる瞬間　　傘と野球の関連性を教えて！

大谷選手や山本選手らの活躍でワールドシリーズが日本で大盛り上がりですが、野球というコンテンツは日本シリーズも、ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）も、レギュラーシーズンも、高校野球も、大学野球も、少年野球も、オリンピックも、野球やソフトボールで日本は盛り上がること間違いないです。
ところで野球と傘、一見すると全く関係ないように思えますが、実は日本特有の文化的・実用的な様々な角度から面白い繋がりを見つけることができます。

傘と野球の関連性は、主に東京ヤクルトスワローズの応援スタイルに由来します。
ヤクルトスワローズのファンは、得点が入るたびに「東京音頭」を歌いながら小さな応援傘を振ることで知られています。
この応援スタイルは、１９６５年頃に応援団の岡田正泰さんが考案したもので、観客が多く見えるようにするために始められました。
この応援傘は、球場のグッズ売り場やオンラインで購入することができ、ファンが一体となって応援する姿は非常に壮観です。
他のプロ野球チームでは見られない独特な応援スタイルで、ヤクルトスワローズの試合を観戦する際にはぜひ体験してみてください。

日本では野球の試合が屋外で行われることが多く、雨が降ると観客が傘をさして観戦する光景がよく見られます。
特に、高校野球やプロ野球の試合では、雨が降っても試合が続行されることがあり、観客は傘をさして応援を続けることがあります。
このため、観戦用の「応援傘」なども存在します。

雨の日に野球の試合を観戦するとき、前の席の人に水がかからないようにするため、近年では傘をささずにレインコートを着用することが推奨されるようになっています。
特に混雑した球場では、傘をさすと他の観客の視界を妨げることになるため、応援用にコンパクトな折りたたみ傘や透明のビニール傘が使われることがあります。
傘は、雨天時の観戦用のアイテムとしてだけでなく、応援ツールとしても独自の役割を果たしており、日本の野球文化に深く根付いています。

もっとも直接的な関連性としては、雨天中止が挙げられます。
雨が降ると、野球の試合は中止になることが多く、選手や観客は傘を差して球場を後にすることがあります。
雨天中止は、野球ファンにとっては残念な出来事ですが、傘を使うという日常的な行動と結びつくことで、記憶に残るエピソードになることもあります。

夏場の屋外で行われる野球観戦では、日差しが強いため、傘を日よけとして使うことがあります。
特に、スタンドの後方席など、日陰になりにくい場所では、傘が必須アイテムとなることもあります。

銀傘（ぎんさん）

甲子園球場の、内野席全体を覆う屋根です。面積は約７，５００平方メートルあります。
もともと銀傘は「大銀傘」と呼ばれ、戦前にはアルプススタンドまで覆っていました。しかし、太平洋戦争による金属供出のためすべて取り外されました。
その後拡張を進め、ついに大銀傘が復活することになります。
２０２４年に開場１００周年を迎えた阪神甲子園球場が、２０２８年完全完成に向けて工事を進めます。

野球場で行われるイベントやキャンペーンでは、傘が配布されることがあります。
チームのロゴが入った傘は、ファンにとっては貴重なグッズとなり、コレクターズアイテムとして人気を集めることもあります。

野球漫画・アニメ

野球を題材にした漫画やアニメ作品の中には、雨の中での試合や、傘を使ったシーンが登場することがあります。
これらの作品を通じて、読者や視聴者は、野球と傘が結びつくイメージを自然と抱くようになります。

野球と傘は、一見すると関係のないように思えますが、雨天中止、応援グッズ、日差し対策、イベント、漫画・アニメなど、様々な側面から結びつける（こじつける）ことができます。
これらの繋がりは、野球ファンにとっては、より一層野球を身近に感じられる要素の一つと言えるでしょう。
傘全集としては、ひいきのチームのグッズに「傘」がありましたら是非手に入れて愛用くださることを祈ってます。