静かに降る雨。
水たまりに映る街。
そして手にしたお気に入りの傘。
そんな「雨の日」だからこそ撮れる一枚があります。
雨の日といういつもと違う景色からくるインスピレーションもあるかもしれません。
その時は傘がいろいろな形で役に立ちそうです。
この記事では、傘の専門家の視点から、傘が主役になる写真の撮り方を紹介します。
静かに降る雨。
水たまりに映る街。
そして手にしたお気に入りの傘。
そんな「雨の日」だからこそ撮れる一枚があります。
雨の日といういつもと違う景色からくるインスピレーションもあるかもしれません。
その時は傘がいろいろな形で役に立ちそうです。
この記事では、傘の専門家の視点から、傘が主役になる写真の撮り方を紹介します。
傘はただの道具ではなく、写真の中で次のような役割を果たしてくれます
傘は、それ自体がカラフルなので集まると撮影の主役になります。
高いビルなどの上から、交差点で行き交うたくさんの傘を見下ろして撮るとカラフルできれいです。
また、傘の存在を差し色として使えます。
雨の風景の中に、パッと明るい傘がひとつ加わるだけで全体の雰囲気が変わります。
たとえば、雨の紅葉を背景に鮮やかなブルーの傘を差す人が居ると、紅葉が一層引き立ちます。
傘を持って歩く人や強風の中で傘を支えている人などを入れると、動きとストーリー性がある写真が撮れます。
特に雨が降っている時は、シャッタースピードを遅くすると降っている雨を撮れるのでより雨の日らしさを引き立てられます。
🧍 人物×傘の表現テクニック
シーン例 | 表現ポイント |
2人で傘をさす | 距離感・関係性を写し出すストーリーに |
一人で佇む | 孤独・静けさ・雨の音を感じさせる |
傘をたたむ/開く瞬間 | “動き”を写すドラマティックな演出に |
強風に煽られる | ユーモラスな躍動感やハプニング感も◎ |
✔ シャッタースピードを調整
雨粒を写しこみたいなら**遅め(1/30秒前後)に。逆にブレを抑えたいなら速め(1/250秒〜)で。
✔ リフレクション(反射)を活用
水たまりや濡れた地面は幻想的な写り込みを見せてくれます。
💡コツ:水面ギリギリにカメラを構え、レンズを少し上向きにするときれいな反射が撮れます。
雨上がりの水たまりに映る青い傘
夜に降る雨は、地面が街の明かりや車のライトで光って綺麗なので、とてもオススメです。
リフレクション(ものを映し出す表面を使った写真、水たまりを活用するなど)を撮る時によくやってしまいがちなのが、首からストラップを下げたまま、下から撮ろうとすることです。
そうするとレンズが下を向いて残念な写真になりがちです。
そこで、ストラップを外して水面ギリギリまで近付け、レンズをちょっと上向きにすると、写り込みが綺麗に撮れます。
かがんで撮ることになりますが、もし周囲の目が気になるなら携帯でリモート撮影するのもありですね。
画面の両端に余計なものを入れず、背景が無限に続いているようなイメージとします。
アクションが起きた瞬間にシャッターを切ります。
水面ギリギリまで近付け、レンズをちょっと上向きにして写り込みを撮るようにします。
色・形・素材によって写真の印象は大きく変わります。
傘の種類 | 写真映えポイント |
ビニール傘 | リフレクションとの相性◎ |
和傘 | 和装や古民家にぴったり |
木の手元の傘 | クラシカルで被写体として味わい深い |
カラフルな長傘 | 差し色として活躍 |
📱 おすすめアプリ・編集アイデア
• VSCO / Lightroom で明るさと色温度を微調整
• モノクロ+部分カラーで「傘だけ色を残す」加工もおすすめ
また、傘を映すのではなく傘を使って撮影するという、撮影機材としての傘(名称:アンブレラ)があります。
普通の傘と一味違うアンブレラですが何が違うのでしょうか?
まずは光を拡散させて柔らかくします!そして手元(ハンドル)がついていません。
写真館や撮影スタジオで見かける光を調整するための道具です。
撮影後はカメラの表面をしっかり拭き、防湿庫などで乾燥を。
湿気はレンズや電子部品の大敵です!