傘はファッションアイテムとして重要な位置を占めています。
そしてファッションスタイルによっても傘の活用方法はさまざまです。
活用方法の中で、クラシカルな雰囲気を出すための重要アイテムとして傘が使われるときがあります。
和傘はその代表的な種類ですが、その他にパゴタ型の傘や深張りのかぼちゃ傘もかなり特徴的な傘といえます。
今回は、パゴタ傘とかぼちゃ傘について紹介します。
傘を解析する
個性が光る！ パゴダ傘とかぼちゃ傘
個性が光る！ パゴダ傘とかぼちゃ傘
パゴダ傘とは？
名前の由来：仏塔（Ｐａｇｏｄａ）のように、傘の先端が尖っていて段々になった形状から「パゴダ傘」と呼ばれます。
雰囲気：西洋の貴婦人が使っていた日傘のような、エレガントでロマンチックな印象です。
用途：ロリータファッションやゴシックスタイルに人気。装飾性が高く、フリルやレース付きのものも多くあります。
機能性：完全遮光やＵＶカット、撥水加工などを備えたモデルもあり、晴雨兼用としても使えます。
歴史と文化的背景
ヨーロッパ貴族の間で流行：19世紀頃、日差しを避けるための「日傘」として貴族女性の間で流行しました。
東洋と西洋の融合：仏塔の形をモチーフにしたデザインは、東洋建築の美と西洋ファッション文化が融合した象徴的なアイテムです。
ブランド：LumiebreやApleberute、Rose Blancが有名です。
ゴシック＆ロリータのデザインエッセンスを取り入れ、かわいい心を少しくすぐるような、上品になれるブランド「Apleberute（アプレビュート）」 ”ベーシックアイテム×ゴシック＆ロリータディテール＋ガーリー” といった傘を中心アイテムとしたテイストミックスブランドです。
パゴダ | 長傘 (50cm),芦屋ロサブラン
かぼちゃ傘とは？
傘の形がかぼちゃに似ていることから名付けられた傘のことです。
かぼちゃの形は、丸みを帯びていて可愛らしいと人気があり、近年ではさまざまなデザインのかぼちゃ傘が販売されています。
かぼちゃ傘としては、エリザベス女王が使われていたＦＵＬＴＯＮ社製「Ｂｉｒｄｃａｇｅ（バードケージ）」モデルが有名です。
この傘は英国王室御用達ブランド「FULTON」によるもので、１９６７年に発表されたドーム型の透明ビニール傘です。
エリザベス女王の母であるクイーン・マザーが公務で使用し始めたことがきっかけで、女王自身も愛用するようになりました
日本でも２０００年頃よりＤｉＣｅｓａｒｅ Ｄｅｓｉｇｎｓからかぼちゃ傘が販売されるようになり、現在ではさまざまなブランドからかぼちゃ傘が発売されています。
フルトン社の傘は独自の機能性と、英国らしい洗練されたファッション性を持ち合わせ、イギリス国内のトップシェアを誇っています。また、イギリスはもちろん、ヨーロッパ・アメリカ・カナダ・ロシア・ アジア・中東・オーストラリアなど世界各国で、フルトン社の傘はレイングッズの世界的ブランドとして多くの人々に愛され続けています。
DiCesare Designs - Art and engineering creating umbrellas, parasols and accessories that are elegant and original.
🎃 かぼちゃ傘（深張り傘）の特徴
形状：丸く深く張られた形で、かぼちゃのようにふっくらとしたシルエット。
構造：受け骨が短めで、傘全体が深く張られているため、体をすっぽり覆うような形になる。
雰囲気：和傘に近い印象で、落ち着いたクラシカルな雰囲気。雨の日でもしっかり濡れにくい。
用途：実用性重視で、雨の日にしっかりと体を守る。和装やレトロファッションにも合う。
かぼちゃ傘の特徴は、以下のとおりです。
・丸みを帯びたフォルムが可愛らしい
・雨の日でも晴の日でも使える
・さまざまなデザインが楽しめる
・雨の日でも晴の日でも使える
・さまざまなデザインが楽しめる
かぼちゃ傘は、雨の日だけでなく晴の日にも使えるのが魅力です。
晴雨兼用タイプなら、紫外線カット機能も付いているため、日傘としても活躍します。
また、かぼちゃの形はさまざまなデザインで楽しめるのも人気の理由です。
シンプルなデザインから、花柄やドット柄など、好みに合わせて選ぶことができます。
下に、かぼちゃ傘のメリットとデメリットをまとめます。
メリット
可愛らしい見た目
雨の日でも晴れの日でも使える
さまざまなデザインがある
可愛らしい見た目
雨の日でも晴れの日でも使える
さまざまなデザインがある
デメリット
価格が高い
折りたたみタイプが少ない
価格が高い
折りたたみタイプが少ない
かぼちゃ傘は、見た目が可愛らしいため、雨の日でも気分が上がります。
また、雨の日だけでなく晴の日にも使えるので、１本持っていると重宝します。
ただし、価格が高いことや、折りたたみタイプが少ないことがデメリットとして挙げられます。
パゴダ傘とかぼちゃ傘の共通点と相違点
パゴダ傘と深張りのかぼちゃ傘は、どちらも個性的な形状を持つ傘ですが、以下のような相違点と共通点があります。
🌟 共通点
クラシカルな雰囲気
どちらも一般的な傘とは異なる形状で、クラシカルで優雅な印象を与えます。
ファッション性が高い
実用性だけでなく、ファッションアイテムとしても人気があります。特にロリータ系や和装などに合わせやすいです。
日傘・晴雨兼用としても使われる
遮光・ＵＶカット機能を備えたモデルも多く、晴雨兼用として使えるものもあります。
🆚 主な違い
| 項目 | パゴダ傘 | かぼちゃ傘（深張り傘） |
| シルエット | 尖った仏塔型 | 丸く深いかぼちゃ型 |
| 印象 | エレガント・西洋風 | 落ち着き・洋風＋和風（大正レトロ） |
| 装飾性 | 高い（レース・フリル） | 比較的シンプル |
| 覆い方 | 視覚的に細長く見える | 実用的に体を覆う |
| ファッション性 | ロリータ・ゴシック向け | 和装・レトロ向け |
どちらも魅力的な傘ですが、見た目の印象を重視するならパゴダ傘、実用性や濡れにくさを重視するならかぼちゃ傘がおすすめかも。
傘の骨の形や構造も普通の傘と違っているのでギミック好きな人にも楽しめるかも？