傘と文化との関係

カサ(傘)リンピック開催!世界一大きい傘など ”傘のさまざまな世界記録について”

カサリンピック開催

「記録は破られるためにある」という名言もありますが、世界記録をかけて一生懸命競っている姿はまわりの人を熱くさせる力があります。
そのもっとも大きな大会のひとつはオリンピックといえるでしょう。

今回、オリンピックで様々な競技で世界記録を目指すように、「 傘 」においても世界記録を目指すという意味で “カサリンピック” と名付けて傘の世界記録を紹介します。

傘は、雨や日差しから私たちを守るために使われる実用的なアイテムですが、世界記録を見ると、傘にはいろいろな世界記録が存在し、その多様性と創造性は私たちを驚かせます。
そして傘という私たちの生活に密接に関連しているアイテムが、どのようにして人々の想像力や創造性を刺激し、新たな可能性を開拓しているかを教えてくれます。
これらの記録を持つ傘は、単に雨をしのぐ道具ではなく、人間の創造力と技術の進歩を象徴するアイコンとなっています。
そして、これから紹介する記録は、世界中の人々に驚きと感動をとどけて、新たな挑戦へのインスピレーションを与えています。

※この記事は、ギネスブックのデータを中心に情報収集して傘の世界記録についてまとめたものです。

ちなみにギネスブックとは


さまざまな世界一が載っている書籍『ギネス世界記録』(当時は『ギネスブック』)は、最初はパブでの議論を解決するために作られました。

1950年代初め、ギネス醸造所のCEOだったヒュー・ビーバー卿が、アイルランドのウェックスフォード州で狩猟を楽しんでいました。
そこで「ヨーロッパで一番速く飛ぶ狩猟鳥は何か?」という話題になったのですが、どんな本を探してもその答えが見つかりませんでした。

1954年、ビーバー卿はその議論を思い出し、「一番を集めた本」を作ることを思いつきました。そして、パブでのプロモーションに使おうと考えました。
そこで、調査を行っていた双子のノリス・マクワーターとロス・マクワーターに依頼しました。
その後、ロンドンの中心部にGuinness Superlativesを設立し、ついに書籍を刊行しました。この本は瞬く間に世界中に広まりました。

色々な傘の世界一  種目:傘の大きさ競争

※この後の画像はすべてAIで作成したものです。

ギネスによると、最大の傘/パラソルは直径24.5 m (80 フィート 4.56 インチ) で、2018 年 3 月 24 日にアラブ首長国連邦のアブダビでハリファ エンパワーメント プログラム - アクダル(UAE)によって作成されました。
傘/パラソルの高さは15.22 m (49 フィート 11.2 インチ) で、エミレーツ航空のハピネス イベントを祝うために作成されました。
https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/largest-umbrella-parasol

種目:油紙傘の大きさ競争


最大の油紙傘は直径15.26 m (50 フィート 1 インチ)で、2016年に中国の桂林レイホーム投資有限公司 (Guilin Rayhome Investment Co., Ltd.) によって作成されました。
油紙の傘の高さは9.68m(31フィート1インチ)でした。
https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/largest-oil-paper-umbrella-chinese-parasol

種目:開いた傘の同時持ち


同時に最も多く開いた傘のバランスは9本で、2011年4月28日にイタリアのミラノで行われたロー・ショー・デイ・レコードのセットでリュー・リナ(中国)が達成しました。
リュー・リナは片足で4本、そしてもう片方の足で3本の傘のバランスをとりました。さらに横たわっている間、両手に1つずつで合計9本です。
https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/most-open-umbrellas-balanced-simultaneously

競技:高価な傘


ギネスによると、2008年にイタリアのビリオネア・クチュール社に別注した特大ワニ革傘が登場。
この傘の小売価格は 50,000 ドルで、Angelo Galasso(イタリア)によってデザインされました。
https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/72633-most-expensive-umbrella

競技:アンブレラダンス  一緒に傘踊りをした人数


「最大の傘踊り」の記録は、最大のアンブレラダンスは1,996人の参加者で構成され、2016年9月6日にインドのタルネタルで行われたスレンドラナガル地区行政主催、I.A.Sのウディット・アグラワル氏(ともにインド)率いるイベントで達成されました。
このチャレンジは、タルネタル村が主催するタルネタル・ロック・メラ(人民博覧会)の一環として行われました。傘はすべて村民の手で作られました。

それまでの記録を保っていたのは、鳥取県のしゃんしゃん傘まつりで、その数字は、1,688人でした。
この記録達成には「全員がお祭り衣装を着用」「同じ振りで5分以上踊る」など厳しい条項があります。
https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/largest-umbrella-dance

競技:一本指バランス傘


「一本の指で傘のバランスを保つ最長時間」は3時間46分11秒で、2023年5月28日に米国アイダホ州ボイシでデビッド・ラッシュ選手(米国)が達成しました。
https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/401054-longest-duration-balancing-an-umbrella-on-one-finger

競技:傘回し ボールの部


「傘の上でボールを回す最長時間」は2時間28秒で、2022年9月21日に神奈川県横浜市で杉山翼選手(日本)が達成しました。
彼はプロのパフォーマーであり、普段は傘を使ってパフォーマンスをしているため、このレコードに挑戦しました。
https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/92817-longest-time-to-spin-a-ball-on-an-umbrella

まとめ

カサリンピックはいかがでしたでしょうか。
傘の世界記録は、その規模、緻密さ、創造性、そして人々の傘への愛着を表しています。そして日常生活における傘の重要性を再認識させてくれます。
傘は単なる日常用品以上のもので、芸術や技術、人間の創造性の象徴でもあり、その可能性は無限大です。

技術の進歩により、今後もさらに大きな傘など、傘の世界記録は更新され続けるでしょう。また新しい競技が発明されることでしょう。
これらの記録は、私たちの生活を豊かにするだけでなく、未来への夢や希望を育む源泉となります。
傘という身近なアイテムから、無限の可能性を見出し、日々の生活に新たな価値を見つけることができるのです。

これを読んだあなたもぜひカサリンピックに挑戦してみてください。そして、ギネスブックに世界記録として掲載された際には傘全集に教えてください。傘全集で紹介します!