傘と文化との関係

【天気のことわざ】天気を予知する自然の観察:自然の変化から天気を予想する知恵

天気と傘は密接な関係があります。
雨が降るとなれば雨傘が必要になりますし、日差しが強ければ日傘が必要になります。
そこで天気予報をチェックすることは、皆さん普段からやっていると思います。
多くの方は、テレビやwebで天気予報をチェックしていると思いますが、昔の人は周囲をよく観察して自分たちで天気予報をしていました。
そんな天気に関係することわざが数多く伝えられていますので、紹介します。

動物の行動と天候の関連性:動物たちの行動が暗示する天候の変化

朝にカッコウ、夜にフクロウが鳴くと晴れになる

アマガエルが鳴くと雨になる

猫が顔を洗うと雨になる

猫がよく寝ると雨

ツバメが低く飛ぶと雨になる

くもの巣に朝露がかかっていると晴れになる

ひばりが高く上がると晴れ

狐の嫁入り(天気雨のこと)

渡り鳥は雪多し

スズメが朝早くからさえずるときは晴れ

スズメは日ノ出のちょっと前に目覚める習慣

スズメが水浴びすると晴れ

トンボが低く飛ぶときは雨

セミが鳴きやむと雨

犬が鼻をなめると晴れ

トンビが空高く輪をかくと晴れ

風向きで読む天気:風の方向が示す天候の兆しと予想手法

むし暑い南風の次の日は雨になる

朝北風、夕南西の風は晴れ

秋風蒸し暑ければ大風

地震の後には風が吹き雨が降る

雲の形と天気の予兆:異なる雲のパターンが意味する天候の予想

波のような雲が現れると雨

西や北に雲の切れ目があると晴れ

風に向かって立ち、雲が横に流れていくと雨

飛行機雲が消えないで広がると雨、消える場合は晴れ

空の色と天候の関係:空の様子から読み取る天候予報のヒント

夕焼けの次の日は晴れる

朝焼けの日は雨になる

煙が東にたなびくと晴れ

雷が鳴ると梅雨が明ける

星がたくさん見える次の日は晴れ

月や太陽にカサがかかれば雨になる

朝虹は雨、夕虹は晴れ

西の空が明るくなれば晴れてくる

早朝の雨はすぐやんで、夜中にやんだ雨はすぐ降り出す

朝霧と朝雲は晴れるしるし

東の雷、雨降らず

夕立は三日(一度降れば三日続く)

暑さ寒さも彼岸まで

星がちらちらすると雨

風景と天候の関連性:風景や空気が暗示する天候の変化

山にかさ雲かかれば雨

海面にアワが浮くと強い雨と風が吹く

遠くの山並みがはっきり見めるのは雨の兆し

遠い山が近くに見えると雨

太鼓の音、遠くで聞こえたら晴れ

物の響き(汽車・鐘・川瀬等)がよく聞こえると雨

霜が降りると晴れ

その他

櫛(くし)が通りにくいと雨

雪を踏んでキュッキュッと音がすると寒くなる

あかぎれが痛むと晴れ

 

まとめ

天気予報に関係することわざを紹介しました。
古くからの言い伝えは、結構な確率で実現するからこそ今まで残っているのだと思います。
先人の知恵もしっかりと活用して、雨が降りそうな時は傘を忘れずに持っていくようにしたいですね。