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傘を持って行きたい秋の東京旅行【傘のプロ妄想シリーズ5】

傘を持って行きたい秋の東京旅行

1603年に徳川家康が江戸に幕府を開いてから420年超経ちます。
当時から世界有数の大都市でしたが、現在でも様々な名所・旧跡が点在しています。
今回は下町といえる上野、浅草、秋葉原、両国あたりについて散歩しながら見て回りたい街歩きスポットを紹介します。

そのまえに東京の秋の気候

東京の秋は、変わりやすい天気が特徴ですが、その変動性が季節の魅力を形作っています。
9月にはまだ夏の名残を感じさせる暖かさがあり、10月には涼しさが増してきます。11月には、冬の訪れを告げる冷たい風が吹き始めます。
9月から10月にかけては、秋雨前線や台風の影響で降水量が多くなるため、「秋の降水量」は意外にも年間で最も多くなります。
この時期は、紅葉が美しく、秋の行楽シーズンとして多くの人に楽しまれています。台風の影響を受けやすい時期でもありますが、晴れた日は空気が澄んでいて、過ごしやすい日が多いのも東京の秋の魅力の一つです。

傘について

秋の日差しは晴天が多く雲で遮られないため、紫外線対策が必要です。また、秋雨前線が居座ると長雨になることもありますので、日傘と雨傘の両方で使える晴雨兼用傘の折りたたみをカバンに入れておきましょう。

服装

9月はまだ夏の名残で気温が高い日が多く、昼間はたいてい半袖のシャツで過ごせます。しかし、朝晩は涼しくなることもあるので、長袖のシャツや軽めのカーディガンがあると安心です。特に山間部や海沿いの地域を訪れる際には、気温差に注意が必要です。

10月は、晴天の日中は長袖のシャツで十分ですが、天気の悪い日や朝晩は肌寒くなるため、薄手のセーターやパーカーが役立ちます。都心の観光スポットを訪れるのであれば、秋らしくおしゃれなニットやロングスカート、カジュアルにパーカーを着用するのもおすすめです。

11月は気温がさらに低くなり、肌寒い日が増えます。このため、ジャケットやセーターが必要です。天気によってはコートが必要な日もあるため、トレンチコートやブルゾンなど、軽めの秋らしいアウターを持っておくと便利です。また、風が強い日もあるので、風を通さない素材の服装を選ぶと快適に過ごせます。

上野エリア

上野は文化施設や動物園、神社仏閣、アメ横、演芸場など人気の観光スポットがたくさんあります。

上野恩賜公園

不忍池

上野恩賜公園は、日本の歴史において重要な役割を果たしてきた公園の一つです。
明治6年に、芝、浅草、深川、飛鳥山と共に、日本で初めて公園に指定されて以来、その美しい景観と文化施設で多くの人々を魅了してきました。
公園内には、国立西洋美術館や東京国立博物館、上野動物園など、教育的価値の高い施設が集まっており、訪れる人々に知識と憩いの場を提供しています。
また、四季折々の自然が楽しめることも、この公園の魅力の一つです。
上野恩賜公園は、都市の喧騒から離れた穏やかな時間を過ごすには最適な場所です。

下町風俗資料館

下町風俗資料館

台東区立下町風俗資料館は、東京の歴史的な下町文化を伝えるために1980年に開館しました。
この資料館では、明治から大正時代にかけての下町の生活が、再現された街並みや当時の生活道具、玩具を通じて展示されています。
訪れる人々は、まるで時を遡ってその時代に迷い込んだかのような体験ができます。
資料館は、関東大震災や戦災によって失われた貴重な文化遺産を保存し、後世に伝える役割を果たしています。

通りや街

アメ横

上野にはアメ横という有名なショッピング街があります。
敗戦後の闇市がその始まりということで、アメリカ軍の横流し品が多くあったことがアメ横の由来とのことです。
また上野駅の東側、昭和通りを北に進むとオートバイショップがたくさん並んでいる上野バイク街があります。
さらに上野駅の東側を南に行くと東上野コリアンタウンがあります。戦後、上野親善マーケットとして始まり、焼き肉店やキムチ食材店などが集まっています。

傘ショップ
Tokyo noble

御徒町駅から非常に近い場所にあるカスタム傘の専門店です。
ここでは、色だけでなく、手元のデザイン、房のスタイル、そして傘の長さまで、お客様の好みに合わせて選ぶことができます。
職人の手によって一つ一つ丁寧に作られる傘は、使う人の個性を映し出すアイテムとして、長く愛されています。

浅草エリア

浅草寺

浅草は伝統あふれる人気定番スポットが満載のエリアであり、雷門や仲見世、浅草寺などの名所や、水上バスや東京クルーズなども楽しめます。

通りや街
かっぱ橋道具街

かっぱ橋道具街

かっぱ橋道具街は、東京の台東区に位置し、飲食店向けの道具を中心に取り扱う約170軒の専門店が軒を連ねる商店街です。
明治時代末期から発展し、現在では家庭用から業務用まで、和洋中の食器や調理器具など幅広い商品を提供しています。このエリアは、食品サンプルの専門店や、オリジナルの食器や型の特注を相談できる店もあり、国内外から多くの訪問者が集まる東京の観光スポットの一つとなっています。

浅草仲見世商店街

浅草仲見世商店街

浅草の仲見世商店街は、江戸時代から続く日本を代表する商店街の一つです。
元禄・享保の時代に始まり、現在では浅草寺の雷門から境内に至る約250メートルの道のりに88の店舗が並びます。
伝統的な和菓子や工芸品、土産物店が軒を連ね、日本の文化と歴史を感じさせる場所として、国内外の観光客に愛されています。
この商店街は、東京観光の際には必見のスポットであり、その魅力は時代を超えて多くの人々に引き継がれています。

傘ショップ
ホワイトローズ

ホワイトローズは、1721年に創業した日本の老舗企業で、煙草商人から雨具商へと事業を転換しました。
彼らは世界で初めてビニール傘を開発し、現在では高級ビニール傘を取り扱っており、その品質の高さから皇室や公的な選挙で使用されるほどです。
台東区寿にある実店舗の他に、オンラインショップも運営しており、伝統と革新を重んじる企業姿勢がうかがえます。彼らのビニール傘は、透明度が高く、丈夫で、美しいデザインが特徴です。

秋葉原エリア

電気製品やIT製品の店舗が多く、ゲームやマンガ、アニメに関するショップやコスプレイヤーが集まる人気エリアです。

秋葉原電気街

秋葉原電気街

秋葉原は、その歴史的変遷を通じて、東京の顔としての地位を確立してきました。
かつての水運の要所から始まり、神田青果市場の活気ある商業地としての発展、そして戦後の電気街への変貌は、日本の経済成長と技術革新の象徴とも言えます。今日では、電子機器、アニメ、ゲームなどのサブカルチャーの中心地として世界中から訪れる人々を魅了し続けています。
秋葉原の進化は、時代のニーズに応じた商業の進化の一例として、非常に興味深いものです。

柳森神社

柳森神社

柳森神社は、1458年に太田道灌によって江戸城の鬼門除けとして創建された歴史ある神社です。
この神社は、京都の伏見稲荷を勧請し、柳の森を植えて鎮守としました。1659年には神田川堀割に伴い現在地に移転し、柳の樹も移植されて江戸の名所となりました。
境内には福寿社があり、「お狸さん」として親しまれ、立身出世や商売繁盛などのご利益で知られています。
このあたりは古道具屋や古着屋が集まり、にぎわったのが柳原土手になります。

玄武館跡

玄武館は、日本の武道史において重要な役割を果たした道場で、千葉周作によって設立されました。
明治以降「位は桃井、技は千葉、力は斎藤」と言われ、「幕末江戸三大道場」に数えられるほど幕末の江戸剣術道場の代表的な道場のひとつです。
この道場は、北辰一刀流剣術の指南所として知られ、多くの著名な人物がここで学んだことで有名です。
この場所は、日本の近代化と明治維新に大きな影響を与えた人物たちが剣術を学んだ場所として、その価値を今に伝えています。

お玉稲荷

お玉稲荷は、かつて「桜ヶ池」と呼ばれた場所にある神社で、江戸時代の文献にもその名が見られます。
この神社は、池に身を投げたとされる女性、お玉の霊を祀っています。江戸時代初期には、不忍池よりも大きな池があったと言われていますが、時間とともに埋め立てられ、今はその姿を留めていません。お玉稲荷は、その歴史的な背景とともに、地域の人々に親しまれている神社です。

蔵前エリア

蔵前は都心の下町で、墨田川が流れ緑豊かな空間とレトロな建物が魅力的です。東京のブルックリンといわれ、ビル丸ごとカフェやコンセプトショップがあります。

浅草文庫跡碑


浅草文庫は、日本の近代化における知識の拠点として重要な役割を果たしました。明治7年に創設されたこの官立の図書館は、和書、漢書、洋書を含む膨大な蔵書を一般公開し、学問と文化の発展に寄与しました。閉鎖後、その蔵書は国立公文書館内閣文庫や国立国会図書館、東京国立博物館などに保存されています。明治14年(1881)5月に閉鎖。跡地は翌15年に設立の東京職工学校(旧東京高等工業学校、現東京工業大学)の敷地の一部となりました。今もなお、浅草文庫の跡地に建つ碑(現在は榊神社)は、教育と文化の歴史を今に伝える貴重な記念物です。

傘ショップ
前原光栄商店

前原光栄商店は、1948年に創業された日本を代表する高級洋傘メーカーです。
伝統的な技術を駆使した傘職人によって、絹の傘やろうけつ染の生地を張った傘、天然木材を手元に使用した傘など、一つ一つ手作りで製造されています。
東京都台東区三筋にあるショールームでは、これらの美しい傘を直接見ることができ、オンラインショップでも購入可能です。
前原光栄商店の傘は、その品質と職人技により、多くの人々に愛され続けています。

ラグタイム

RAGTIME UMBRELLAは、1947年に創業した東京都台東区寿に位置する洋傘製造卸売業です。
日本の職人が手作りするオーダーメイドの雨傘、日傘、晴雨兼用傘など、様々な種類の傘を提供しています。
こだわりと技術を持つ職人によって一本一本丁寧に作られる傘は、品質とデザインで高い評価を受けています。

浅草橋エリア


江戸の昔から交通の要所として産業や文化が発展した地域で、浅草橋駅周辺や江戸通り沿いには、現在も玩具、人形、文具などの問屋が軒を連ねています。

日本文具資料館

日本文具資料館は、筆記具を中心に古今東西の文具を展示するユニークな博物館です。
東京都台東区に位置し、万年筆や計算機、そろばんなど、文明の発展に寄与してきた様々な文具が展示されています。
訪れる人々は、文具の歴史とその進化を一目で見ることができ、特に伊達政宗の鉛筆などの貴重な展示品は見逃せません。
この博物館は、文具愛好家だけでなく、歴史や文化に興味のあるすべての人々にとって魅力的な場所です。

両国エリア

墨田川

隅田川に隣接する両国は、「両国国技館」や「東京都江戸東京博物館」が有名ですが、他にも伝統工芸の工房や相撲部屋があることでも知られています

江戸東京博物館

(2025年頃まで大規模改修工事のため長期休館中)
江戸ゾーンと東京ゾーンなどで構成された常設展示場に、浮世絵、絵巻、古地図など2500点にも及ぶ資料を収蔵。日本橋、棟割長屋、浅草十二階(凌雲閣)などの古い街並みや建物を復元し、失われつつある江戸・東京の歴史遺産を伝える展示方法は見飽きることがありません。

両国国技館


両国国技館は、東京都墨田区に位置し、大相撲の興行のための施設として知られています。
最大1万人を収容できるこの会場は、プロレスやボクシングなどの格闘技、スポーツ競技、コンサートやイベントホールとしても使用されており、多目的に活用されています。
また、相撲博物館では、相撲の歴史や文化に関する貴重な資料が展示されており、訪れる人々に相撲の世界を深く知る機会を提供しています。

野見宿禰神社

野見宿禰神社は、東京都墨田区亀沢に位置し、相撲の始祖とされる野見宿禰を祀る神社です。
この神社は、相撲に関連する人々からの崇敬を集めており、境内には歴代横綱の名前が刻まれた石碑が建立されています。
これらの石碑は、相撲の歴史とその偉大な力士たちを称えるものであり、訪れる人々に深い印象を与えます。
神社は両国国技館の近くにあり、相撲ファンにとっては特に訪れる価値のある場所です。

横網町公園

東京慰霊堂

震災・戦災のメモリアルパークとして歴史的な建造物および記念碑が数多く保存されています。
関東大震災と東京大空襲の犠牲者の遺骨を安置する東京都慰霊堂や東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑、震災遭難児童弔魂像、幽冥鐘、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑などがあります。
震災や戦争が起こり続ける今の時代、改めて当時を振り返ってみてはいかがでしょうか。

錦糸町

錦糸町駅南口

錦糸公園

錦糸町は、東京の東部に位置する活気ある街で、特に南口は長い歴史を持つ繁華街として知られています。近年、北口では大規模な再開発が行われ、かつての国鉄用地が新しい商業施設やオフィス、文化施設に変貌しました。この変化は、錦糸町をより魅力的な副都心の核として、周辺地域の活性化にも寄与しています。

傘ショップ
モンブラン

モンブランは、そのアート作品のような華やかなデザインで知られる洋傘ブランドです。
1960年に創業されたこのブランドは、日本の伝統技術である「ほぐし織り」を駆使して、熟練の職人によって一つ一つ丁寧に作られています。
雨の日が待ち遠しくなるような美しい傘は、日常にロマンをもたらし、雨の日も晴れの日も、外出する楽しみを与えてくれます。
モンブランの傘は、スカイツリータワービュー通りのショールームや百貨店などで購入することができます。

お得なチケット

東京下町界隈をめぐる際にお得なチケットを紹介します。
行先に合わせてお得なパスを使いまくろう。

東京フリー切符大人1590円
小児800円
JR(都区内)、東京メトロ、都営地下鉄、都バス、都営荒川線、日暮里・舎人ライナーほぼすべてに乗れる
都区内パス大人750円
小児370円
JR(都区内)都区内のJR、 金町、小岩、鎌田、西荻窪、赤羽も
東京メトロ24時間券大人600円
小児300円
東京メトロ東京メトロ、日をまたいで千葉や埼玉まで
都営まるごときっぷ大人700円
小児350円
都営地下鉄、飛ばし、都営荒川線、日暮里・舎人ライナー都営交通ぜんぶ
東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券大人1000円
小児500円
東京メトロ、都営地下鉄都心の地下鉄
ゆりかもめ一日乗車券大人820円
小児410円
ゆりかもめ
りんかい線一日乗車券大人700円
小児350円
りんかい線
都バス一日乗車券大人500円
小児250円
23区内の都バス深夜バスは差額が必要(大人210円
小児100円)
都電一日乗車券大人400円
小児200円
都電荒川線
東京モノレール沿線お散歩1dayパス大人700円
小児350円
東京モノレール土日限定
まとめ

東京の下町エリアにあたる上野、浅草、秋葉原、両国あたりについて様々な名所、旧跡、博物館、傘ショップを紹介しました。
秋の東京は気持ちよく散歩できる気候が多いので、日傘を片手に江戸を感じながら各所をめぐってみてはいかがでしょうか。
新しい発見があるかも!