傘雑話集

傘寿の読み方

傘寿の読み方

ある程度以上の回数誕生日を迎えると色々なお祝い事がありますよね。
60歳の還暦には「赤いちゃんちゃんこ」みたいにセットで付いてくるキーワードもあったりします。

そもそも日本の年齢クリア祝いには漢字にまつわるものが多く、99歳の祝いは、100歳の一つ前という事で漢字の百から一を取って「白」となっていますし、90歳の「卒」は崩し文字が漢字の九十を縦に並べたものに近いからです。
88歳は漢字で八十八を縦に並べて「米」に見えるというもので、八十歳の「傘」は傘と言う字の簡略字が八十の縦並べに見えるからです。以下略。

さて、「傘寿」の読み方ですが、「サンジュ」が正解です。他の年齢のケースが「ことぶき」を「ジュ」と読んでいるので、こちらは読めない人は少なそうですが、「かさ」の部分はどうなのか分からないという方も結構いらっしゃいます。というのも、「傘」の読み方って大体「かさ」なのですよね。
「傘」を「サン」と読むケースって何だろうと考えてみましたが、企業などの傘下と使う場合、あとはパラシュートを日本語で読むときの落下傘ぐらいでしょうか?傘の言葉は訓読みで使われるケースが多いことからも、日本に馴染んでいるワードなのだと実感できますね。

そして祝い事にはプレゼントなのですが、80歳の方の足腰の為にも傘はお勧めです。
人間、健康でないと長生きが楽しめませんし、日常的な適度の運動こそが健康に繋がる。傘というプレゼントにはそんな思いが込められています。

他の記事にも書いていますが、今の80歳は昔に比べてはるかに元気なわけですから、どんどん外に出て歩くことで、いつまでも長生きしていただきたいと思います。