傘雑話集

新しい傘祭りの提案

新しい傘祭りの提案

日本にある傘を使ったお祭りのうち古くからあるものは当然ながら和傘の祭りです。
そして、商用の物を除くと長く親しまれている「洋傘」の祭りは日本にはまだ無いようです(洋傘の販売促進を目的とした洋傘祭りはあります)。

日本人は伝統や文化が好きであるという事と、他国に比べ戦争による文化の断絶があまりないということも有り、古い祭りが脈々と継承されている一方で、新しい祭りを興すというケースはあまり見られないように思われます。また、そもそも全国に色々な祭りが多いので、これ以上増やしてどうするという気分もあるのでしょう。バブル崩壊後にできた新しい祭りというものも寡聞にして知りません。

ただ、日本における洋傘の場合、そもそもそれ自体の歴史は短くはないもののそれほど古いというものでもありません。国産にいたってはまだ1世紀程度の話ですから祭ることが出来るほどの歴史が無いのが問題と言えばその通りではあります。

ただ、日本では古来より八百万の神、万物に魂は宿るという考え方があり、それは新しい物品に対しても等しく適応される自然信仰のようなものがあります。ですから洋傘にも新しいお祭りを創り出せる可能性はあるわけです。

さて、ここで重要な要素となるのが信仰心です。別に変な宗教が必要だという意味ではありません。そうではなくて、傘をまつりたい人々がどれだけ純粋に傘が好きかという部分、そこが重要になります。金銭が絡む祭りがダメだというのではないのですが、一番重要なのは金銭が絡まない部分でどれだけそのアイテムが好かれているかが「祭り」を支える重要な部分になります。

もちろん新しい祭りである「目黒のさんま祭り」を想像していただけると分かると思いますが、祭りが続いていく秘訣には金銭も重要であるという事は言うまでもありませんし、金銭よりも心意気が重要なんだという事もご納得いただけるのかなと思います。

さて、洋傘には祭りを興してもらえるだけの資格がありそうでしょうか?