傘雑話集

【傘をつくろう】第6回 傘の仕様について 生地をどうするか?

傘の仕様について 生地をどうするか?

傘の骨格となる骨部分についてある程度見えてきたところで、次は生地をどうするか、ということになります。
生地は傘で一番面積が大きく目立つ部分になり、傘の印象を最も左右するパーツとなります。

今回のオリジナル傘は晴雨兼用傘とするのですが、遮光率にはこだわらないつもりです。
巷では遮光率99.99%や完全遮光などを前面に出しているパラソルがあります。
実際には、紫外線は地面からの照り返しや空気中の乱反射により傘で防ぐことのできる限度があり、0.01%の細かなパーセンテージにこだわる意味が無いと考えています。

また、今回のコンセプトとして軽さは重要ですが、生地で軽さを求めた場合によくあるペラペラな生地は安っぽく見えるため、その点においては軽さは少し犠牲にすることとします。
遮光効果を考慮すると生地の色は黒系をベースとしたほうがいいのかもしれませんが、そこにこだわらず地味すぎず派手過ぎずセンス良いデザインの生地を目指すつもりです。