傘雑話集

【傘をつくろう】第7回 傘の仕様について 手元をどうするか?

傘の仕様について 手元をどうするか?

今回は、傘の中で常に触れているパーツである手元について検討しています。
手元には、成形品といわれるプラスティックなど人工のモノから、天然の木や竹をそのまま使用したモノや削り出したり合板にしたモノなどいろいろな種類があります。
今回のオリジナル傘については、機能面を前面に出した傘ではなく、持っていたくなる、手にして外出したくなるような傘を目指しています。杖で例えると、機能面を前面に出した杖はアルミやカーボンで出来たタイプで、私たちが目指しているのはマラッカ籐で出来た軽量の杖というところです。

シニアが持つにふさわしい傘の手元として考えている候補は、軽さを求め高級感がありかつ持ちやすい太さとなります。
自然物なら、高級感で栗(チェスナット)、軽さなら籐が候補といえ、アクリルは高級感があるが重くなるため、どうするかまだまだ検討が必要なところです。
また、手元に房(タッセル)をつけるかどうかも要検討です。
房をつけると、よりしっかりと握ることができますが、当然その分費用がかかってきます。
全体のバランスも見て最終的に決めていきたいと思います。