おばあさんやおじいさん、お父さんやお母さんたちに、人生の節目のお祝いをしよう!
傘は、広げた形が末広がりでおめでたいことにつながるということで、お祝いのプレゼントとしてよく利用されることは知っていましたか?
お祝いの場面として、誕生日や結婚記念日、入学、卒業、入社、退職、転勤など人生の転機がありますが、長寿のお祝いも大切なお祝いの機会の一つです。
その長寿祝いの一つで「傘」の言葉が使われている「傘寿」があります。さて「傘寿」とはどのようなものでしょうか。
おばあさんやおじいさん、お父さんやお母さんたちに、人生の節目のお祝いをしよう!
傘は、広げた形が末広がりでおめでたいことにつながるということで、お祝いのプレゼントとしてよく利用されることは知っていましたか?
お祝いの場面として、誕生日や結婚記念日、入学、卒業、入社、退職、転勤など人生の転機がありますが、長寿のお祝いも大切なお祝いの機会の一つです。
その長寿祝いの一つで「傘」の言葉が使われている「傘寿」があります。さて「傘寿」とはどのようなものでしょうか。
賀寿(算賀、年祝、賀の祝い、などの呼び名も)とも言い、中国の風習を取り入れて、日本では奈良時代に貴族の間で始まったとされる日本特有の風習です。
災いや障りのあるものとする厄年とも関連する風習といわれています。
歴史の記録では715年に長屋王「四十賀」、740年に聖武天皇「四十賀」、849年に仁明天皇の祝では聖像40躯を作りお経40巻を各千回転読する等、878年には太皇太后藤原明子の50歳の賀寿が行われていました。
人生を10年ごとに区切ってその折り目に儀礼をおこなうことは中国では州の時代から行われていました。中国の儒教には敬老思想と長寿を尊ぶ思想があり、特に唐末から宋代には長寿を祝う詩を贈ることが流行し、これを平安貴族の間で流行し、参賀も行ったそうです。
また、一般的に知られている中国を起源とした還暦や古希と異なり、77歳の喜寿以降の年祝いの起源は室町時代ごろに広まっていったと言われる日本発祥のお祝いです。
長寿のお祝いの一つ、数え年で80歳になったときのお祝い。ただし最近は満年齢でお祝いする人も多いです。
別のいい方で「八十寿(やそじゅ)」とも言います。傘の字の略字「仐」を分解すると八十となることに由来。長寿祝いの色は金茶。昔は八十になると、白砂糖でつくった太白餅を配る習慣があったそうです。
厚生労働省の「簡易生命表(令和4年)」によると、2022年の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳です。そうすると男性、女性とも傘寿のお祝いについて半数くらいの方々が迎えることができるのではないでしょうか。
60年で十干十二支(じっかんじゅうにし)が一巡してもとの暦に還ることに由来。赤いちゃんちゃんこは赤子に戻りもう一度生まれ変わって出直すという意味。
数え年の66歳をろくろくと読むことから。2002年に日本百貨店協会が提唱したもの。
中国の詩人、杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」(七十歳まで長生きする者は昔からとても少ない)に由来。
喜の草書を楷書にすると「㐂」と書き、字を分解すると十七の上に七が付いたような文字となることに由来。
米の字を分解すると八十八となることに由来。
卒の字の略字「卆」が九十と読めることに由来。
百の字から一を引くと「白」になることに由来。
100歳であることから百寿。ひゃくじゅ。紀寿(きじゅ)とも。紀は一世紀を表すことから。
「茶」の字を分解すると「十、十、八十八」となり、すべてを合わせて百八になることから。
「皇」の字を分解すると「白(99歳)、一、十、一」となり、合わせて百十一となることから。
2回目の還暦を迎えたことになるため。
(天寿)-寿命という意味もあり、「天寿を全うする」としてこの言葉が使われます。
もともと60歳のお祝いの還暦という風習は、飛鳥時代に中国から日本に伝わりました。
しかし呼び名は日本とは違い、中国では60歳の誕生日を「花甲(かこう)」と呼んでいます。家族の誰かが還暦を迎えると、必ず家族全員が集合し、用意する贈り物は品物ではなくお金で、紅包(ホンバオ)と呼ばれる縁起の良いご祝儀袋に入れて渡します。
また、60歳に限らず中国では、これからも長生きできるようにと、誕生日に麺料理を用意します。長寿麺と呼ばれ、誕生日の席の欠かせない食事となっています。
60歳で還暦を祝う習慣が伝わっている国で、豪華な食事会を開催したり、時には宴会場を借りたりして大勢で祝うこともあります。記念写真を撮ったり、家族旅行へ出かけたり、といったケースも少なくないとのことです。
60歳の長寿祝いの日をダイヤモンド記念日と呼び、ダイヤモンドをプレゼントするのと合わせて、盛大なパーティーが開かれます。
また、60歳だけでなく、50歳の誕生日に幸運を呼ぶと言われているシルバーコインを贈る風習もあります。長寿祝いの流れとして50歳でシルバーコイン、60歳でダイヤモンドをプレゼントされるというのが基本パターンです。
50歳以降、10年おきに特別な誕生日祝いが行われます。
50歳、60歳、70歳、80歳、90歳を過ぎ、見事100歳を迎えたら、王室からの公式メッセージカードを受け取ることができます。このカードは101歳、102歳と毎年届けられるため、カードの数が長寿の証となります。また、カードは結婚60周年、65周年、70周年以上を迎えた夫婦にも贈られます。パーティーは日本と同じく家族を中心に企画され、あっと驚くサプライスを多数仕掛けるという特徴があります。
50歳の誕生日に長寿のお祝いをし、次は80歳を迎えた誕生日のときに長寿を祝う盛大なパーティーを催すのが古くからの風習となっています。オランダもイギリス同様、100歳を迎えた方には女王から記念のカードが届くそうです。
20歳を迎えた後、10歳ごとに大きなパーティーが行われます。
日本と同じように、60歳のお祝いもありますが、この日は10歳の区切りという位置づけで、一番盛り上がるのは40歳の誕生日です。
フランスの場合、誕生日を迎える本人がパーティーを企画し、家族や友人、職場の人間などを招待する形が一般的です。10年ごとに成長した姿を披露しながら、関わってくれた人たちへ感謝を伝える日となっています。
節目の年を大切にする習慣があり、お祝いを60歳、70歳など10年ごとの節目で行います。20歳、30歳などのお祝いも盛大ですが、もっとも盛り上がるのは日本と同じで、60歳の誕生日です。ドイツの長寿祝いや誕生日祝いは、パーティーがメインです。
誕生日を迎える人間が主催となり、自ら誕生日ケーキを焼いて、職場などへ持ち込むのもお約束とのことです。
日本と同じ60歳から始まり、12年ごとに年男と年女をお祝いする風習があります。
なかでも72歳の誕生日のときは長寿祝いとして盛大なパーティーが催されます。
日本と大きく違うのは、長寿祝いが宗教的な意味を持つ点です。長寿祝いを行う誕生日の朝にお寺を訪れたり、お坊さんに来て頂いたりして、仏様へ感謝の気持ちを伝えます。
その後は、メインとなる盛大なパーティーが行われます。
50歳、60歳、70歳を迎えると、農村部を中心として家族や親族に対して長寿の祝いを儀礼のひとつとして実施している地方は多くあります。そこではお坊さんを招いて長寿のお祝いを行うのが習わしとなっています。
80歳の傘寿の時はやはり傘が一番ではないでしょうか。傘寿を迎える方に向けた傘を選ぶ時のポイントとして以下を参考にしてみて下さい。
プレゼントをした傘を使ってもらい楽しく外出していただけるといいですね。
老化を遅らせる方法として地道な生活習慣の改善が大切といわれています。バランスの良い食生活と、傘を手にウオーキングなどの有酸素運動を楽しく続けてもらい、次の長寿祝いまで元気に過ごしてもらいましょう。