傘のおすすめ

降水確率30%の日の傘

皆さんは天気予報で「本日の降水確率は30%です」と聞いたら傘を持っていきますか?それとも持っていきませんか?
降水確率の言葉の意味を理解していないと正しい判断ができませんので、ちょっと確認してみましょう。

降水確率30%とは

降水確率とは「雨が降る確率」であって、その地域で30㌫の降水確率であれば、「10回中3回雨が降る」ということになります。

そのため

・1日24時間の3割である8時間くらい雨が降っている(時間)

・その地域の3割くらいの地域で雨が降る(地域)

・ものすごい雨の3割くらいの強さの雨が降る(量)

とは全く違うことになります。

降る雨の量については降水量1㎜以上とされています。

降水量とはアメダスや気象台で観測時刻までの一定の時間の間に観測された数値で、10分、1時間、12時間などがあります。一般的には前1時間の降水量となります。
降水量1㎜についてネットなどで調べてみると「シトシト降る」と表現されていることが多く、傘無しではちょっと気合が必要で約半数の人が傘をさす程度で、降水量2㎜になると傘を使うレベルとのことです。

傘を持っていくか、持っていかないか?

そのため、「降水確率30%」とは、最低でも外にいる人の半分くらいの人が傘をさす程度以上の雨が10回のうち3回降る確率となります。そう考えると傘を持っていくか、行かないべきか、ちょっと微妙なラインではないでしょうか。

降水確率は、降る量でも降る時間でも降る地域の大きさでもなく、言葉通り雨が降る確率を指しています。そのため、雨の量や時間とは関係なく、確率が当たればそれなりに濡れるのであれば基本は傘を持っていくのがよいと思います。
特に、髪型や服装が雨で濡れるのはできるだけ避けたいと考えていて、雨が降らなくてもまあいいかというのであれば折りたたみ傘をもっていくのがいいのではないでしょうか。逆に多少降られたとしても外にいる時間は少ないし気にしない、それよりも荷物が多いので傘を持っていくのは大変、というのであれば傘をもっていかないという判断もありかと思います。

最近は100g代の非常に軽い傘も売られています。持ち歩くことが不便な場合は軽量折りたたみ傘も選択肢の一つです。ただし軽量であるということは、素材を軽くして作りを簡素にする必要があるため、反比例的に頑丈ではなくなるといえます。軽量傘を選ぶ際は、軽い携帯性を取るか、壊れにくさを取るか、そのバランスを吟味してください。

結果として、雨に降られたのでコンビニでビニール傘を買って済ませ、家に何本もビニール傘が溜まっている、なんていうことは環境に優しくありません。傘を持っていくか持っていかないか、しっかり決断して出かけましょう!

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