傘雑話集

就職祝いに傘はかなり良い

就職祝いに傘はかなり良い

大学生にとって傘はなかなかお金をかけることが出来るアイテムではありません。キャンパスのタイプにも寄りますが、講堂に大きな傘立てが備え付けられているような場合、お気に入りの高価な雨傘をそのような場所に置いておくのはちょっと嫌ですよね。また、階段教室などに傘を持ち込むとしても、常に端の席が空いているわけではないですし、どこに置けばいいのという事になりかねません。

また、昨今の大学は授業料など何かと費用がかかるため、傘にまでお金をかけられないという方も多いのではないかと思います。結果、多くの人が使い捨てビニール傘か、学内で売っているかなり廉価な、はっきり言えば壊れやすい傘を使って過ごしているわけです。もちろん、学生時代から意識を高く持って、環境負荷の大きい傘の使用は避けて欲しいと思いますが、とりあえず背に腹は代えられないと思いますので、現状はそうなんだとしておくことにします。

さて、そんな状況の中で、学生が就職活動をし、就職していくわけですが、この段になるとやはり学生時代とは違い、高い志を持って社会生活を営んでいただきたいなと思うわけです。とはいえ、学生時代に慣れ親しんだ使い捨て傘使用の呪縛からそう簡単に逃れられるものではないのではないでしょうか?引き続き使い捨てのビニール傘を使用してしまう人も多いのかなと思います。

そこで、周囲にいる良識のある大人たちが就職祝いとして良い傘をプレゼントするようにすると、「まあ、貰ったものだし使ってみるか」となって、好循環の生まれるスタートになるかもしれません。まず、そこそこ良い傘はなかなか壊れないので、ちょっとした風で壊れたから捨てていこうとはなりにくいです。使い捨てビニール傘が、雨が止んだら捨てられてしまうのは、もともとすぐに壊れそうだから残存価値が低すぎる事にもポイントがあります。

人間、どうしても価値あるものを捨てるのには抵抗があるため捨てられないですし、価値が低いと判断したのであれば、足手まといは即座に切るという事が多いです。そのように捨てられない傘は、ちゃんと自宅の傘立てに戻ってくる可能性が高く、そうなると出先で使い捨て傘を買いたくなる誘惑からその人のこころを遠ざけることも多くなるでしょう。そうやって、物を無駄にしない好循環が生まれてくるわけです。

また、良い傘のプレゼントをもらった場合、自分で買う場合と比べて失くしたときの衝撃が少なく、「高かった傘なのに、すぐ失くした。もう2度と買わない」という悪循環への入り口に立つ人を減らす効果もあります。このように良い傘を就職祝いに贈ることはたいへん有意義だと思われますので、皆様にもぜひお試しいただきたいなと思います。