傘のおすすめ

新たな一歩へのスタート:就職祝い どうしたらいいか解説します

就職祝いとは

「就職祝い」とは、新たに就職が決まった人に対して贈るお祝いのことです。
これは、就職が決まったことへのお祝いの気持ちや、新たな社会人としてのスタートに対する応援の気持ちを込めて贈るものです。

通常、就職祝いは内祝いとされています。内祝いは本来、「身内のお祝い」という意味を持ちます。
つまり、自分の家でおめでたいことがあったときに、親戚や近所の人などお世話になった人に贈り物をして、その喜びを分かち合う行為です。
そのため、一般的には親族の範囲内までが就職祝いの贈り主とされています。ただし、普段から親しい関係にある人々であれば、親族以外でも就職祝いを贈る場合もよくあります。

お祝いのお返しは?

通常のお祝いの場合、ご祝儀に対して半返し~1/3返しの返礼をしますが、就職祝いは新社会人となる親族への応援ですから「お返しなし」の気持ちで贈るのが一般的です。
遠縁の人や知人が就職祝いを贈る場合は、相手に「お返しをしなければ」という気を使わせないことが大事。親族よりも多額のお祝いを贈るのは控えるようにします。

金額の目安
祖父母の場合      30,000~50,000円
両親の場合       30,000~50,000円
兄弟、姉妹の場合    10,000~30,000円(※働いていない弟妹の場合は、5,000~10,000円)
叔父、叔母の場合    10,000~30,000円
四親等以上の親戚の場合   5,000~10,000円
知人もしくは友人の場合   5,000~10,000円(※本来お祝いを出す範囲外なので5,000円/人以下でも問題ありません)

現金以外の場合

現金以外ではスーツや時計、筆記具、バッグなど、社会人に必要な品物を贈る場合もありますが、本人の好みが分からない場合は現金のほうが喜ばれるでしょう。その場合は「スーツ代の足しに」など、ひと言添えると品物を贈る代わりになります。

また、学生の時にはあまり気にならなかったかもしれませんが、社会人になると外見や身につけるものについて他人からの見た目を意識することが出てきます。
例えば、仕事上で取引先やお客様と対面するときには、相手に信頼してもらうことや、自分の組織を代表して会うこと、という意味が発生します。
これはプライベートな場面でなくオフィシャルな場面では、個人的に好きな格好をすればいい、ということではなくなるということです。

そのような中で代表的なものの一つとして「雨傘」があります。
雨に濡れないという目的だけであれば安いビニール傘を使っていても誰にも文句を言われる筋合いはないことですが、相手に対する印象が必要な場面においては大いに関係があります。
安いビニール傘を使っている人に対する印象として、「雨が降ると天気予報で言っていたのに用意しないでコンビニで買ったのかな、準備不足で仕事の方は大丈夫かな?」や「安いので雑に使われているビニール傘だな、仕事も雑で細部に目が行き届かないタイプかな?」などと思われる可能性があります。
決して高級品でなくてもいいですが、その場にふさわしいモノを身に着けることで不要なマイナスの印象を相手に与えなくて済みます。

また、弟妹や親しい友人、後輩などから就職祝いを贈る場合は、現金よりも品物を贈るのがおすすめです。当人の好みが分かる関係であれば、名刺入れなどビジネス用小物を贈れば、日頃も使えますし、良い記念になります。

就職祝いを渡す時期は?

就職祝いは、できるだけ早い時期に贈るのが原則です。入社式の2週間ほど前が適しています。
もし事情があって遅くなってしまう場合でも、入社式の1ヶ月以内には贈るようにしましょう。
ただし、「内定が決まった」という段階では、すぐに贈らないほうが無難です。
内定先によっては、内定から入社までの期間が長いケースもあるので、あまり早く贈りすぎるのもよくないとされています。
近年は、さまざまな事情から「内定辞退」や「内定取り消し」ということもあるので注意が必要です。

まとめ

多くの場合で「就職する」ということは、親元から独り立ちするという意味合いがあります。
それまでは親のの下で生活していたとしても、就職してからは自分のを広げていくことが周囲から求められます。
学生の時と比べ急には変われないかもしれませんが、社会人として生活していく中で成長していく新社会人たちへ、何か助けになるようなお祝いをしてみてはいかがでしょうか。