日傘をさして肌を守る
日傘をさして肌を守る
最近、涼しくなってきましたが、相変わらず日差しは強いです。それゆえに日傘を使用している人の数は、減ったとはいえいまだに多いようです。
実際、日傘の使用目的は暑熱対策だけではありません。むしろ肌に関心のある方たちにとっては、紫外線による日焼け対策こそ日傘使用の本道とも言えるかもしれません。
さて、日焼けを防ぐという点で夏場と秋での違いは何でしょうか?
理科で学んできた話ではありますが、太陽光は真上に近いところから照射されればされるほど、その火力が上がります。つまり夏場はエネルギー量が多い訳です。
これに対し、冬場になると角度がかなり寝てきますので、太陽から冬の地表に送られてくるエネルギー量は夏場に比べ減少します。このため冬場の日差しでは、夏場に比べて日焼けしにくいという事になります。当然ですが秋はその中間に当たるので、冬場よりも気を付ける必要はあるものの、多少の油断は可能という事になってきます。
つまり、秋の捉え方については一般的な感覚で合っていると言えそうです。
そして、秋の日に起こりがちなのが、曇った日に日傘を使用せずに日焼けしてしまうという事です。もちろん曇った日の太陽光は弱いので、夏場の直射日光に比べると日焼けはしないというのは間違いないのですが、紫外線は乱反射しやすいので意外と多くの紫外線が雲を抜けて人体に届いてしまうのです。
どの程度届くのかという事は雲の厚さによるので数値化は難しいのですが、日光が50%以下しか届いていないような曇りの日でも、2割増しの60%の紫外線は人体に届いてしまうという感じになります。つまるところ涼しいから日焼けし無さそうな日でも、紫外線はしっかりと人体に届いているので、肌を守りたい人は気を付けていただければと思います。
また、秋の日にありがちなのが雲一つない快晴です。雲がないという事は熱が地表から逃げやすいためとても涼しいのですが、実は日焼けという点では雲がない分、紫外線量はとても多くなります。やはり、秋になって暑さは感じなくても肌を守るためには日傘をさす方が良さそうですね。