傘と文化との関係

雨の日もおしゃれに!傘好きが注目する海外の傘ブランド特集 アメリカ編

日本の洋傘は江戸時代に海外(ヨーロッパ)から輸入されたものが土台となって発展していきました。
世界の傘と日本の傘を比べた場合、基本的な形や構造はそれほど変わりないかと思いますが、やはりそれぞれのバックグランドからにじみ出る個性があると思います。
現在の世界で傘の主力製造地であるアジア以外で傘を製造している会社について、今回はアメリカをピックアップしてみました。
各社の紹介を通して日本で流通している多くの製品との違いを感じてみてはいかがでしょうか。

アメリカの傘メーカー

totes

公式ホームページ https://www.totes.com/アメリカで最も高いシェアを誇るレイングッズメーカー「トーツ」。「totesと言えば折り畳み傘」という認識を受けるほど人気を集めるレイン用品ブランドです。
1924年に「雨を愛する」というコンセプトを元に、アメリカはオハイオ州のオークレーという町で創業しました。
レインブーツ、傘、レインコート等、どんな天気も楽しく過ごせる商品を展開しています。中でもアメリカで初めて発表した折り畳み傘はtotes社のメイン商品で、25㎝以下に畳めるモデルや、全自動開閉システム、風速31m/sに耐えるモデル、超軽量モデル等、便利な商品や機能を次々と開発しています。
カラフルでポップなデザインにも人気があり、日本でも洋服屋さんや雑貨屋さん等で広く扱われ、スタイリッシュなレイングッズブランドとして人気を集めています。
ShedRain

公式ホームページ https://shedrain.com/シェッドレインは、1947年オレゴン州ポートランドに創設され、雨具の専門メーカーとして現在に至っています。
その品質は、1983年ジェームス D モリシー率いるアメリカの中国へのエベレスト遠征隊の必須装備の一部として SHED RAIN 傘を採用したことからも分かります。
Davek

日本公式ホームページ https://davek.jp/ダベックは、機械工学士Daves Kahng氏の手により、風が強いことでも知られるニューヨークで誕生しました。雨が降りしきるニューヨークの街では、濡れながら歩くビジネスマンや、傘を持っていても強風で壊れてしまいその傘を使い捨てる人々を見かけます。
そんなニューヨークで、小型で持ち運びがしやすく、鞄に入れておきたくなるようなエレガントなもの、そして、何より風雨にも負けない丈夫な傘を作りたいと思い制作したそうです。

まとめ

アメリカのファッションの特長としては、ヨーロッパなどと比べてカジュアルな要素が多いのではないでしょうか。封建的な時代がない分、身分や階級などの決まりごとがあまり無いせいかもしれません。
また、国が広く、様々な人種もいるので単純にはカテゴライズしづらいかもしれません。
傘としては、職人が作る一品というタイプではなく、いろいろな種類のある利便性の高い日用品的なイメージがあるのは、偏見でしょうか?