傘と文化との関係

雨の日もおしゃれに!傘好きが注目する海外の傘ブランド特集 ドイツ編

日本の洋傘は江戸時代に海外(ヨーロッパ)から輸入されたものが土台となって発展していきました。
世界の傘と日本の傘を比べた場合、基本的な形や構造はそれほど変わりないかと思いますが、やはりそれぞれのバックグランドからにじみ出る個性があると思います。
現在の世界で傘の主力製造地であるアジア以外で傘を製造している会社について、今回はドイツをピックアップしてみました。
各社の紹介を通して日本で流通している多くの製品との違いを感じてみてはいかがでしょうか。

ドイツの傘メーカー

Knirps

公式ホームページ https://www.knirps.jp/Knirps(クニルプス)は1928年に発明された、世界で最初に商品化された折りたたみ傘のブランドです。創業者であるハンス・ハウプト氏は、足が悪かったため雨の日の外出に不便を感じていました。それを解消するために考案された「ポケットに入るくらい小さな傘」、それがKnirpsの始まりです。
その言葉通り、開発された傘は手のひらに収まるほど、圧倒的な小ささを誇ります。Knirpsはその後広くコンパクトな折りたたみ傘のブランドとして知られていきました。今ではドイツで「Knirps」というと「折りたたみ傘」と誰もが認識できるほど、多くの人に愛用されるブランドとして知られています。
EuroSCHIRM

公式ホームページ https://euroschirm.com/EUROSCHIRM (ユーロシルム) は1919年創業のEBERHARD GOBEL社が手がけるブランドです。ドイツのウルム(Ulm)を拠点に素材を厳選し、高品質かつ高機能アンブレラ作り一筋90年余りのファミリー企業です。創業以来、誇り高き職人気質、最新マテリアルへの探究心、機能的なデザイン開発は、数世代に亘り現在まで一族代々に受け継がれています。

 

まとめ

自動車でもそうですが、ドイツの製品は質実剛健という言葉が似合うモノが多いように感じます。
傘についても機能性をうたっている製品が多く、ドイツのイメージとピッタリ合っています。
イタリアやフランスなどのラテン系にあるような美や社会的地位を求めるのではない、本質を追求する気質に共感される方は、ドイツブランドの傘を手にその使い勝手を感じてみてはいかがでしょうか。