傘と文化との関係

日本製洋傘を供給している傘メーカーについて

2023年11月10日現在

現在、たくさんの傘が中国など海外から輸入されていますが、日本にもこだわりの洋傘を製造している企業があります。
日本の洋傘製造会社のうち、国内製造を中心としてホームページを公開している会社をいくつか紹介しますので、インターネット上や実際の品物でそのこだわり具合をご覧になってはいかがでしょうか。

※五十音順

株式会社市原


公式ホームページ  https://ichihara-1946.com/

1946年創業、創業時はベルト製造、その後傘製造、「RAMDA」のブランド名で展開、東京洋傘 伝統工芸士を中心に社内で製造、傘職人育成のための「傘職人講座」を開設、オンラインショップも

会社所在地:東京都中央区日本橋茅場町2-17-9

株式会社イービーアイ


公式ホームページ  http://www.e-b-i.co.jp/

1999年設立、自社ブランド「Tokyo noble」を上野と日比谷の店舗で展開。すみだモダン認証商品「東京職人」を製造

会社所在地:東京都墨田区緑4丁目21番11号

有限会社大森商店


公式ホームページ  https://ohmori.com/

好みの傘とハンドルを組み合わせることが可能、オンラインショップもある。

会社所在地:東京都千代田区神田佐久間町4ー11

傘工房えいきち


公式ホームページ  http://www.kasakobo-eikichi.com/

1947年生まれ傘職人 平下榮吉が2004年から個人ブランドを展開、デパートや専門店の他、工房でも販売

工房所在地:大阪府泉南郡熊取町七山3丁目900-12

ホワイトローズ株式会社


公式ホームページ  http://whiterose.jp/

1721年創業、当初は煙草商人、その後雨具商へ転向、世界で最初にビニール傘を開発、現在は高級ビニール傘を扱い皇室や選挙で使用。台東区寿の実店舗と併せオンラインショップも

会社所在地:東京都台東区寿2-8-15

株式会社前原光栄商店


公式ホームページ  https://maehara.co.jp/

1948年創業、熟練の傘職人による製造、東京都台東区三筋にショールーム、オンラインショップもある。

会社所在地:東京都台東区三筋2-14-5

株式会社槙田商店


公式ホームページ  https://www.makita-1866.jp/

1866年創業、当初は甲斐絹問屋、その後自社で製造した傘生地で傘製造まで行う、オンラインショップもある

会社所在地:山梨県南都留郡西桂町小沼1717

株式会社モンブラン


公式ホームページ  https://www.montblanc-y.co.jp/index.html

着物の生地として用いられてきた、日本の伝統技術「ほぐし織り」の技法を用いた傘を製造

所在地 東京都墨田区太平2-19-1 佐藤マンション1階

株式会社ラグタイム


公式ホームページ  https://www.rag-t.com/

創業1947年、「RAGTIME UMBRELLA」のブランド名で台東区寿の店舗とオンラインショップで販売、傘部品のオンラインショップも展開

会社所在地:東京都台東区寿1-16-1

株式会社ワカオ


公式ホームページ  https://www.wakao-kasaya.com/

1938年創業、日本製にこだわり、二代目が販路を広げ、洋傘のファッションショーを積極的に開催するなど、「単なる道具」だった傘を「ファッションアイテム」に昇華。その功績から2009年に「東京都功労者(文化功労)」として表彰される。

会社所在地:東京都台東区台東2-25-12

まとめ

日本の洋傘製造会社は、創業してから長く歴史のある会社が多いですが、一方で比較的新しい会社もあります。それぞれの会社で売りにしているポイントは異なりますので、実際に手に取って見比べてみるとそれぞれの良さがわかると思います。
海外製の素晴らしい傘もありますが、それらに勝るとも劣らない日本製の傘を手に街に出てみてはいかがでしょうか。